就活の滑り止め企業はどこにするかな?

就活

朝起きて朝食を作るのは俺である。ご飯を炊きお弁当を作る。これがなんだかクリエイティブな仕事に感じている。朝起きて彼女はシャワーを浴びる。化粧をしてバスローブのまま朝食を食べる。この日常がいい感じ。俺も今日は就活だよ。

彼女のお弁当にはルールがある。揚げ物を入れないこと。料理のできない人の典型はコロッケ、メンチカツが入る。唐揚げもいやらしい。そこで、野菜豊富な煮物を作る。寝る前に作り寝かせておく。茅乃舎の出汁は強い味方だがこれだけだと、飽きられる。

かなり工夫してシャケ弁、海苔弁など作ってきた。レパートリーは60に増えたからまず文句は言われなくなった。最初は「コロッケばかり入れるな」と怒られたけど。

春だよね。あったかいな。

お弁当を持たせて送り出す。

おれは掃除をしてから、一人パソコンに向かう。メールを読む。就活中は一日200はメールが来る。

信じられないかもしれないが、これが現実である。このメールシャワーをくぐり抜け、希望のかいしゃとコンタクトを取ることになる。売り手市場の就活は楽かと思うと大間違いだ。希望する企業にアプローチして呼び出された面接があり、くぐり抜けると内々定だ。

メールを見ていたらiPhoneが鳴り始めた。断ろうと思う会社からだ。出るべきか?そう思いながら見ていたら留守電に切り替わった。

それを聞いてから掛け直そう。これも作戦なのだ。実は迷っていた。商社にするか、広告会社にするか。銀行と新聞社はやめた。

広告会社は2社進んでいるが、ほぼ決まりかなと思っていた。電通か博報堂か?電通に勝る会社はない。仕事は厳しいけどね。どこも同じだよね。電通なら東大じゃなくてもいい感じ。三井物産なら東大が強い。最近は、使えない東大が追放されていると先輩は話してくれたけどね。

さて、留守電を聞くとしようか?

留守電には広告会社から明日来て欲しいと連絡があった。折り返し電話をくださいとある。ふーん!これは大変なことになった。

商社にするか、広告会社か?広告も大変なことは確かだよね。媒体が衰退している。

新聞はあと5年でドカドカと倒産して行くはずだ。地方新聞が大変だよ。日経はすでに倒産しているに等しい。ディーラーが本社で自殺するのは異常だよ。

テレビはどーなるのか?なくなることはないと思うが、インターネットテレビがどこまで行くか見ものだよ。雑誌は確実に売れなくなる。

残るはラジオだ。これはいけるかもしれない。ラジオは実は絶好調なのだよ。

さて、どーするかな?
電話するか。

行く気ならいい。でも、ふと不安になった。仮に内々定の企業から取り消しが出たらどうするか。保険が必要だ。

さて、どこを滑り止めにするかな。
朝日か読売か?
いや、テレビかな?
まあ、とにかく電話しよう。

内定証書もらうまではね。必死に頑張ろう。

via PressSync

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