横浜中華街で大学の友人と出くわすハプニング!

彼女と家でまったりとしていようと思ったら、なぜか彼女が「おかゆが食べたい」と言い出した。それも中華街の行列ができるおかゆやさんに行きたいと言い出し久々に車を出すことにした。お腹の痛い彼女のお願いとあれば叶えないわけはない。横浜中華街の名店、謝甜記に向かうのだ。

車で横浜に向かった。横浜の中華街のパーキングに車を止めて歩いて5分の所におかゆ屋さんはある。行列を見ていると30分ぐらいだろうか。彼女を並ばせて聘珍楼で栗を買ってきた。甘栗が大好きな彼女は「やった。聘珍楼の甘栗が一番美味しい」と上機嫌なのだ。昼ごはんにフレンチトーストだけだったからお腹は空くはずだ。

そのおかゆ屋さんに並んでいたら前に見慣れたカップルがいた。ゼミの同級生だ。あれ?あの二人は付き合っていたのかと疑問に思いながら見ていたら、友達が俺に気づき近づいてきた。

「お、就活は終わったか」
「インターンに合格しているから、もう内々定出てるよ」
「俺もだ。今頃大騒ぎしているやつは遅すぎるよな」と話しながらいると順番待ちの友達の彼女の機嫌が悪い。
「おい戻れよ。御機嫌斜めだぞ」
「一緒に食べないか」
「ぜひ」と言ったのは俺の彼女だった。
そして、21歳のカップルとおいら達の同棲カップルがおかゆ屋さんで一緒に食べることになった。

待つこと30分で入れた。これってかなり早い方だ。
そして、注文が終わり俺の彼女を紹介した。

「え?10歳上なんですか?」と興味津津の様子だ。友は彼女と一緒に横浜デートみたいだった。

「まあ、年齢差は感じないけどね」と言い放ったら友の彼女は「私が10年後に学部生を彼にするのは今は想像できません」といかにも優等生らしいことを言っていた。

「10年後に10歳年下の彼を作れたらどんなに楽しいかを感がて見なさいよ」と笑顔で言い放つ。

女の戦いは自分より上をいく女性が目の前にいると引くか、攻撃モードに入るかなのだ。友の彼女は典型的な攻撃モードの女子。

「お肌が綺麗ですね」と友の彼女が言ったら戦闘は過激化してきた。

「あのね。肌が汚い。料理ができない。服のセンスがない30代の女子はただのババアでしょ」と笑いながら言い放つから大変。周りにいる客のことも考えてよと心の中で叫びながらその会話を聞いていたら、いいタイミングでおかゆと揚げパン、鳥の梅肉ソースが出てきた。シュウマイを食べながら、俺の彼女はここぞとばかりに食べる。

「あの、スタイル維持はどうしているのですか」
「毎朝、60分で10キロ走ってるわよ。あとはストレッチね」
「毎朝10キロですか」
「楽勝でしょ」
「え?10キロって結構ありますよね」
「明日走る?」
「ちょっと無理かも」
「やる前から自分にリミットをつけないほうがいいわよ。人生は最初からできないと思ったら全ておしまい。できるようになるためには、何をするべきかを考えるべきだと思うけどね。誰だって、最初からできないわよ。彼が15分先に走っても私は毎日抜かしている。これを続けると多分10キロ60分で走れるようなる。これを15キロの伸ばして走る訓練をしていれば、必ずマラソンは走れるようになる」

友は会話に参戦することなくひたすらおかゆを食べている。この様子を見てデートではないのかもと思った。そして、俺が切り出した。「二人は付き合っているの?」とね。

友は「いや、飯を食いに来たのさ」と平然と答える。そのことを聞いて友の連れは、ちょっと悲しげな目をした。友の連れが誘ったのだろう。友は島根県出身で大学から神奈川にやって来た。

「ねえ、いいこと教えてあげようか。彼にしたい男をどうしたら彼にできるか」
「どうしたらいいのですか」
「女をむき出しにするのよ」
「え?」
ガキをからかうのは得意な俺の彼女だ。
「あのね。彼にしたい男子にお弁当を作ってあげる。料理が上手いことをアピールすることができるでしょ。料理上手は段取り上手なのよ。どの順番にアプローチすればいいかわからない。料理は作りますか?」

「自宅生なので母に甘えてばかりいます」
「ならば、明日から料理して見てはどうかしら」
「料理のレパートリーが少ないのですけど、どうしたらいいですか」
「このおかゆ屋さんを知っているということは、食べる専門家ね。基本の料理を学びに行きましょうね。ABCクッキングはダメよ。1日だけ参加できる料理教室が必ずあるから参加して見て。その時に必ず、作る方になるのよ。教わった料理はその日のうちに作る。復讐が大事で、その料理を5日間連続で作るのよ。どんどん美味しくなるはず」

なるほどね。欲しい男には女をむき出しにする。確かに俺もそれで彼女と真剣交際するようになった。家に帰るのが面倒だから一緒に暮らしている。彼女がいうストレッチとはセックスのことだ。

おなじマウジーのジーンズを履いているけど、親と子の差が出ている。おいらの彼女の勝ち(笑)

「料理できないなら私が教えてあげるわよ」
「え?ほんとですか?」
「いいわよ。あなたの彼の部屋で料理を作ってパーティーしようか」

「いいですね」と友が言う。

なんでこうなるのかな。

ほかしておけばいいじゃん。

帰りの車の中で、俺の彼女は微笑を浮かべながら何やら考えていた。

どうなることやら。

ランニングの準備をします。