彼女を驚かせた料理は◯◯が隠し味

クッキングタイム

彼女の言葉を聞いて何も驚かなかった。離婚が成立したと聞かされて、正直な安堵感が身体に広がった。一週間後に北海道の弁護士から除籍謄本が来た。戸籍を削除した証明!不思議なもので女性は離婚後6ヶ月が経過しないと再婚できない。前の旦那の子供がお腹にいるかもしれないからというのが理由らしいが、実にナンセンスだ。明治のコピー法律は未だに幅を利かせている。法務省は何をしているのかな?

彼女はソファの隣に座った。
「就活はどうするの?」
「やるさ」
「どんな企業を志願するの?」
「いい質問ですね(^^)商社にしようかな?」
「あら、海外勤務?」
「いいところとは限らないけどね」
「私はどこでも行くわよ」
「後期試験が終われば本番だよ」
「エントリーシートは?」
「広告代理店とテレビ局は出しておいた」
「あら、そうなの?」
「マスコミは12月なんだよ」
「広告代理店は転勤があるのかしら?」
「あるよ!でも、大阪と東京の往復だよ」
「よかった!北海道には帰りたくない」
「ご安心ください」
と行ったものの、商社は札幌勤務がある。
さて、どうするか?

後期試験の準備は完璧だ。
特にざわつくこともない。
就活が終われば卒論だな!

あれこれ考えているうちに
彼女はとなりで寝ていた。
抱っこしてベットに寝かせた。

「晩御飯は俺が作るよ」
「できるの?」
「お楽しみに」

そう言って冷蔵庫を見てみると
出来るのはなんだろうかと考える。

サラダはできる。
ドレッシングも作れる。
ハンバーグを作り、付け合わせの
ナポリタンを作り、ご飯を炊く。

作り始めたらベットルームの
扉が少し開く。
料理にこだわる女は、
俺の料理がきになるらしい。

寝てろよ!と心の中で叫びながら
玉ねぎを刻みひき肉の量を計り
食材を混ぜて行く。
あらびきコショウは多めに入れる。
隣の部屋の観客は今も見ている。

料理のできる女は料理道具を
触られるの嫌だと言っていたね。

さて下準備ができた。
炊飯器にスイッチを入れて
味噌汁を作り、野菜をきる。
ドレッシングも完璧にできた。

パスタを茹でる。塩は少なめにする。
ナポリタンはケチャップを使うからね。
トマトピューレを使うなら塩入れてもいいけどね。
ピーマンとハムを入れてナポ完成。

そして、隠し味を入れてハンバーグを
焼き始める。
ソースはフライパンに残った肉汁で作る。
できた。

できたよと起こしに行こうと思ったら
ベットでネタふりをしている彼女の
パンディを脱がして激しくフィンガープレイで
起こすのだ。

ご飯できましたよと言ったら
「ありがとう」と息を荒くしながら
起きてきた。

美味しいと言って食べてくれた。
メインはハンバーグだ。

どうよ。
ねえ、このコクは何を入れたの?

内緒と言ったら「教えなさい」と命令だ。
「コーヒーです」

肉にインスタントコーヒー9つぶいれました。
後に引けない味なのでいれ過ぎ注意。

食べ終わり、片付けてから彼女に
「生殺しは禁止だよ」と言われてベットに
いき先ほどの続きをたっぷりとして
二人とも爆睡。

なんとも幸せな時が過ぎて行くのです。

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