美魔女の告白!

同棲

美魔女との関係は実に良好に継続している。美魔女がなにものなのかは気にならなくなって来た。そして、ある夜彼女の車で海にいった。夜の海は月に雲がかかると暗くなり、そして、雲が消えると明るくなる。防砂林を歩きながら彼女が話し出した。一緒に暮らそうかと

彼女は弁当工場をやめることを決意し辞表を工場長に出して来た。ただでさえ人がいない。そんな時にやめられるとどうなるか。短期アルバイトに連絡がくるのだ。当然断った。彼女から提案があった。「あのさ、茅ヶ崎か藤沢で暮らすからね」

この提案には全く問題なく同意した。理由は2つ。大学に近くなる。バスでいける。しかも、茅ヶ崎か藤沢なら就活でも問題ない。美魔女は新聞販売店に就職した。そこで、事務をやる。新聞販売店は好待遇だった。マンションを借りてくれた。家賃はたったの1万円だ。俺はバイトを探して塾の講師になることになった。その塾でのアルバイト代は高い。

二人の給与を足して十分に暮らせることになった。彼女の荷物が届いた。荷物はかなり多いのかと思ったら意外と少なかった。マンションは2LDKで築30年の年季の入ったマンションだったけど駅から近かったし、海に近かった。

彼女との同棲が始まった。ルールが決まった。掃除と洗濯は俺がやる。食事は彼女が作る。大学には真面目に通うことが条件だった。シングルベットが追加されてベットが2つ並ぶ寝室とソファーがあるダイニングが憩いの場だった。偶然にもダブル家具はなくいい感じで家の中に収まった。

毎朝8時30分に家を出て会社に向かう彼女と大学にいく俺の生活だ。アルバイトは週に4日である。講義の準備がある。家事をこなす。同棲生活をしているとあることに気が付いた。

彼女の免許証記載の住所が北海道だったことだ。裏面には住所を変更した記録がない。色白の彼女は北海道から来たのか。ワケありの女だ。だと思ったけどね。いいんだよ。彼女が好きだから。

大学の授業が休講になったから早く帰って来た。そして、掃除を始めた。ゴミを捨てて掃除機を掃除して洗濯機を回す。そうやっていると彼女が帰宅した。
彼女が真剣な顔をしている。

「大事な話があるの。聞いてくれる。」というからここからが本当のスタートだなと思って鼓動が早くなりながらも冷静に話を聞く事にした。

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