香織が東京に行く?デートですか!そして、初めての夜がやってきた!
春江からの連絡でお母さんが泊まりに来るという。上の階にいますしね。どーぞ!
「香織がデートで東京にお泊りなんだけど」
「え?俺の部屋に泊めるの?」
「布団あるでしょ」
「ありますけど」
「ダメよ。パンツ脱がしちゃ」
「そんなことしませんよ」
ということで、香織が泊りにくる。
早く帰らないとな!と思っていると香織からラインが来る。
「お兄様、本日はよろしくお願いします。布団よろしくです。ちなみに、お兄様のお家に行くのは、深夜になると思います」
深夜ね!
どこに行くのかな?
え!もしや!
おいらの同期かな?
そんなことより、先輩から頼まれた仕事片さなきゃ。
春江に鍛えられたタイピングは絶好調で、どんな資料もおいらが正確に作成してます。
寿司うちをどんなにやらされたことか!
できたよ!
メールを送りおしまい。
ちょいと抜け出して、奴のいるフロアに向かう。
すると、焦りながらパソコンに向かう同期がいる。
「おい、どーよ」
「あ、いまね。ちょいと忙しいからさ」
「じあ、またな」
それにしても、あいつあんなに何あたふたしてんだかな?
メールでもするか?
直球で投げるかな?
「今日も夜空いてる?」
とメールしても返事がない。
ほっておくか!
「おーい!将都!」と呼ばれ、また下請けがやってくる。
「この資料を整理して、企画書の下地を作れ」
「はい、すぐやります」
研修は受けたけどさ、企画書の下地はどーするのかな?まあ、スピードだな!
まずは書類の整理!
資料をカテゴリー別に分けて、先輩の過去の企画書読み込んで、ポイントを書き出して、見出しを作り資料を読み込む。
読み込んだ資料をもとに、企画書下地作りますよ。
完成!80分!
かかりすぎたな?
先輩に渡す。
「お!だいたいできてるやん」
「間違いがあればご指導ください。よろしくお願いします。」
「そうだな、資料のこれを足せばいいか?」
「はい」
すぐに修正して渡した。
次長に呼ばれた!
「おい、新人!」
「はい」
「今日付き合え」
「ありがとうございます」
長くなるのかな?くどいんだよね。酒が!
「1830に新橋の料亭だ」
「え?どこですか?」
連れていかれたのは、会社から徒歩5分の新橋駅ガード下!
そんなところに料亭があるのか?ないよね
あるのは居酒屋と焼きトン屋!
大きな居酒屋さんだ。
タバコの煙ボーボーだよ!
そして、ビールから始まりお魚を頼む。
シマアジ、鯛、鯨の刺身!
ツナサラダは大盛りだ。アスパラが二本だから、2人前なんだね。
「お疲れな!先輩にしごかれてるか?」
「はい、楽しくご指導いただいております」
「そーか!さっき書いていた企画の下書き。よくかけてたよ。新人にしては上出来だ。ところで、なんでこんなにタイピイング速いの?」
「教えてくれた人が寿司うち信者で、早く打てないと回転寿司の数減らされたので、必死にやりました」
「おもろいな!え?寿司うち間違えたら食べれないの?えーな!その考え方な!共感するわ」
うちの奥様、顔に似合わず性格はヤクザなんでとは言えず。
何気に盛り上がり二件目かと思いきや、「あ!俺なつきがあるからほな」と勘定払って出て行った。
ん?何この展開?
もしかして、俺は本命の前の時間つぷしか?
まあ、解放されたから帰るかな!
メール確認!何もないから帰ろうとした時に、同期からメール!
「頼むよ!助けてよ」
「いっぱい飲んだから帰る」
と冷たく帰ろうとした時に、間髪入れず香織からライン!
「お兄さん、ご飯食べよう」
「え?デートは?」
「遅れるみたいなんです」
これでわかったよ。
どこに行く?
「銀座がいい」
いいよ。
パラダイスダイナシティにご案内!
そこで、ビールを飲みながら香織の寸評が始まった。
鋭い指摘!さすが香織様
香織との二人きりの夜が始まった。
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